CMSによって運用効率やコスト削減などの効果が得られるが、CMSの役割はそれだけではありません。今、CMSが必須とされているのは多様化するユーザーニーズに応えるために、企業がビジネス戦略においてWebサイトを戦略的に運用する必要があり、そのための基盤となるツールが必要です。
ビジネスツールとして注目を集めるCMS
CMSはWebサイトの更新・運用負荷を軽減してくれるツールです。HTMLタグに馴染みのない人でも簡単にWebページを更新できる、というのが一般的な認識だと思います。いわゆるWCM(Web Content Management)としての機能です。。
確かに、こうした更新ツールとしての役割も大きなメリットです。しかし現在、CMSは単なるWebサイトの更新・運用ツールの域を超えて、企業のWeb戦略を強力にサポートしてくれる存在として注目を集めています。企業が自社サイトを持つことが当たり前となった今、企業サイトをどのようにビジネス戦略に結びつけていくかが問われていますが、同時に企業が有する膨大なコンテンツ資産を管理し、戦略的に運用するためにCMSが必要不可欠な存在として認識されつつあります。
CMSがなぜWeb戦略に必要不可欠なのでしょうか。
副次的な効果も含めればWeb戦略に関わるほぼすべての領域でCMSの恩恵を受けられますが、1つ言えることは、今やWebサイトは、ユーザーにとって最も身近な企業窓口であり、ユーザーのニーズを満たすために必須のものだということ。そして、Webサイトの社会的な役割が大きくなるなかで、それらに応えるためには、もはや手作業の管理だけでは限界があるということです。
インターネットが生活と密接に
2000年以降、インターネット環境は急速に普及し、今では日常生活に密接なツールとなっています。同時に、Webサイトは速報性に優れたメディアとして確立され、マスメディアと同様に正確かつ迅速な情報発信が求められていいます。
また、Webサイトがメディアとして認知されたことで、「企業サイトには常に最新の情報が掲載されている」とユーザーが考えるようになりました。新商品が発売されるとその情報はいち早く企業サイトに掲載されているはず、何か不祥事が発生したら謝罪や事後対応は企業サイトでアナウンスされて然るべき、それが一般的なユーザーの認識であると思います。ところが、外部の制作会社にその都度ページ制作を依頼しているために、リリースを掲載するだけなのに数日かかる、重大な間違いを見つけたが修正に半日かかるといった状況もすくなくありません。こんな有様では、Webサイトでユーザーニーズを満たしているとは言えません。正確に間違いなく、すばやく大量に情報発信をするためにも、CMSの導入が求められています。
図1 インターネットがメディアとして確立されたことで、さまざまなニーズを持ったユーザーがサイトを訪れるようになり、ニーズも多様化。手作業の更新だけで、ユーザーごとに適切な情報を正確かつすばやく伝えることは難しいです。
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